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無農薬の茶栽培を学ぶイベント開催しました

伝統のお茶栽培を生産者から学ぶイベントを開催しました

あなたはお茶摘み体験をしたことがありますか?

 

日本では昔から親しみがある緑茶ですが、農作物の中でも農薬をたくさん使う品目なのだと聞きます。

 

しかし、室町時代から長く無農薬で栽培を続けているエリアがあることをご存知ですか?

 

茨城県城里町。

2024年6月30日、茨城県城里町にて、伝統の無農薬お茶栽培を体験するイベントを開催し、首都圏を中心に25名の方にご参加いただきました。

今回の農業イベントの主催は、食べるトレーニングキッズアカデミー協会様。

https://tabetore.com/about/

 

食べトレ協会様は、「食の力を使いこなし自らの夢を叶える子どもたちを育成する」という理念のもと、食育に関するイベントや講座を多数企画開催しておられます。

 

代表理事の内田さんとは、3月の長ネギイベントに続き、2回目の企画をご一緒できて非常に嬉しく思います。ありがとうございます。

 

今回は、エリア全体で無農薬でお茶が作れるとはどういうことだ!?という内田理事の興味関心から企画が始まりました。

人の健康は食べるものからスタートする、というお考えをお持ちだからこその視点。

 

内田理事の呼びかけに、茨城県内はもちろん、首都圏からたくさんの方が城里町にお越しくださり、生産者の高安さん、一丸さんから、お茶についてのお話を伺いました。

 

試飲会では、実際にお茶を淹れる体験を参加者様に体験していただきました。

 

最近は、ペットボトルのお茶が主流で、お茶がどうやってできているのか知らない子供も多いと聞きます。

今年の新茶を使い、お子さんたちが熱いお湯を慎重に急須に入れて、お茶を淹れる姿は非常にかわいらしく、また逞しかったです。

また、この時期はちょうど2番茶の収穫時期にあたり、工房では和紅茶の製造をされていました。

 

高安園の高安さんが、実際に工房を見学させてくださり、分刻みで作業をする様子を参加者で見学しました。

 

非常に繊細な作業は、1年でこの時期の2週間のみしかみられないそうです。

天気を見ながら茶葉を収穫し、水気をちょうどいい加減に抜いて、揉み、発酵させて作る和紅茶は、完成前からすでに紅茶のいい香りが工房内を満たしていました。

 

五感を使って体験することは、脳の発育にも非常に重要といわれています。

子供はもちろん、大人も興味津々でお話を聞き、質問もたくさん飛び出していました。

 

工房見学の後はおまちかね、茶畑に出ての収穫体験です。

 

新規就農でお茶農家になられた一丸さんから、1芯3葉という収穫のコツを教えていただき、参加者それぞれ、自分の茶葉を摘みます。

 

今回は在来のチャノキの2番茶収穫のタイミングでしたので、柔らかい茶葉がたくさん摘めました。

 

この後、この摘んだ茶葉を使ってマイ和紅茶を作るとあって、みなさん非常に真剣です。

お子さんも小さな手で上手に茶葉を摘んでいました。

 

時々、かまきりやカエルが登場し、見慣れない子供たちはびっくりしたり、捕まえてみたり。

 

ほかの生き物と共生する畑の姿は、子供たちの目にどのように映ったでしょうね。

最後まで茶摘みを楽しんでいたのは、実は大人の方が多かったりして。

 

参加者でおしゃべりしながら楽しそうにお茶の葉を摘んでおられました。

 

この後はいよいよ、収穫したての茶葉を使った簡単・和紅茶作りワークショップです!!

自分で作る和紅茶のおいしさとは?

工房に戻ってから、ビニール袋に摘んだ茶葉を揉んで、葉っぱに傷をつけていきます。

 

しっかり揉んで粉々にするのがコツ、と聞いた参加者の皆さんはとても真剣!

 

子供も大人も、自分の茶葉を大切そうに作業をしているのが印象的でした。

自分の、と思うと、力も入りますね!

 

この工程をしっかり行うことで、茶葉の発酵が進み、おいしい紅茶になるのだそうです。

一丸さんにレクチャーを受けながら、20分ほど茶葉をもみます。

 

だんだん茶葉の色が変わり、茶色っぽくなったら空気を含ませるようにして、発酵を促します。

 

ここから、お昼ご飯会場までの間、発酵が進むとのことで、茶葉を持ったまま、会場を移動します。

 

いよいよお楽しみの昼食タイム!

城里町の食材を使った「城里サンド」を作ります!

今日は、城里町で和牛の繁殖農家を営む吉田さんに、サンドイッチ作りを指南いただきました。

 

自家製の天然酵母を使ったパンに、各自好きな具材を挟んでいきます。

 

ここでも、自分のサンドイッチを作ることに集中してもらいます!

「もっとにんじん入れなさい」と子供に言うのはナシ!との指導には、参加者の方から笑いが起こっていました。

 

 

給食のように並んでサンドイッチを待つ子供たちの真剣な表情!

 

たくさん歩いてお腹もぺこぺこです!

 

この日は、食パンを使ったサンドイッチまたはバーガーバンズを使ったハンバーガー、

 

またはバインミーの3種類から選ぶことができました。

 

このコーナーを担当してくださったのは、城里町のパン工房「ベーカリーはるかぜ」さん。

 

普段は和牛の繁殖農家をしつつ、週末はマルシェなどでパンの販売をしておられます。

 

ふわふわのパンは絶品!!

 

ベーカリーはるかぜさんのインスタグラム

https://www.instagram.com/bakery.harukaze.shirosato/

おいしそう!!

 

かぶりつく子供達の顔はもちろん、大人の皆さんの顔にも笑顔が咲いていました!

 

 

高安園さんの緑茶粉末を使ったホワイトチョコスコーンと、一丸さんの和紅茶も一緒にいただき、みんな大満足!

昼食後は、代表理事の内田さんを中心に生産者さんとの座談会を開催。

 

お茶栽培や、新規就農などについて、参加者の皆様から質問がたくさん出ていました。

 

特に、「どうしてお茶農家を選んだんですか?」などの質問は、現地で直接生産者さんに会うからこそ聞ける質問ですね。

 

次回は、今回パン屋さんで参加してくれた和牛の吉田さんのところにお邪魔して、黒毛和牛の生産について見学と勉強をさせていただけるかも!?

 

参加者の皆様の積極的な姿勢が非常に心強い会となりました。

大人が話している間、子供たちは広い敷地で水鉄砲大会!!!

 

大人も子供も真剣に、水遊びを楽しんでいました!

 

 

大人も子供もびしょびしょ!!笑

 

 

私たちの農業イベントは、農業について学ぶだけではなく、子供たちが、ここに来てよかった、楽しいと思ってもらえることも、隠しテーマとしています。

 

これから先、長い人生の中で、「あの時の城里町のご飯が美味しかった、イベントが楽しかった」と、また再訪問してくれることがあったなら、本当に嬉しいなと思っています。

 

そして、願わくば、大人も子供の頃に戻ってただただ楽しく遊ぶ会も、作れたらいいなあとも思っています。

昼食時間中に乾燥させたマイ和紅茶は、それぞれ袋に入れてお持ち帰りいただきました。

 

一丸さんが作った和紅茶もお土産についているので、ぜひ味比べをしてみていただければ幸いです!

 

そして、来年、また遊びに来てくれたら嬉しいです。

 

 

2024年のお茶体験イベント、大盛況で終了しました!

 

ご参加くださいました皆様、ありがとうございました!!

次回は10月5日(土)ナス収穫祭です

野菜には、旬があります。

 

旬の野菜のおいしさを味わっていただくイベントをこれからも開催します。

 

 

 

次回は10月5日、常陸大宮の天才ナス農家、大貫さんのところでナス取り放題と子供クッキングイベントを開催します。

 

収穫したてのナスはえぐみがありません。

大貫さんのナスはさらに、本当に優しい味がします!

 

子供たちの学びにつながるイベントですので、ご興味があればぜひご参加ください。

 

大人の方だけでの参加ももちろん大歓迎です!

 

 

ご興味があればこちらのLINEにご登録くださいね。

https://lin.ee/9z0CIhu